「心に入ってくる言葉はない」。山口県光市の母子殺害事件差し戻し控訴審の公判終了後、傍聴した遺族の会社員本村洋さん(31)は26日、広島市内で記者会見した。当時少年の被告(26)が改めて犯意を否認、弁護側証人が最高裁の認定事実に疑問を呈したことに「非常に疲れた。じっと歯を食いしばって聞いていた」と述べ、弁護側主張を「砂上の楼閣」と指摘した。
会見で本村さんは、被告が「(本村さん一家と)4人で仲の良い家族が作れる」と話したとする精神病理学者の証言について、「あきれた。(被告が)本心で言っているなら反省していない証し」と厳しい表情で批判。その上で、被告に対して、「とにかく正直に真実を述べてほしい」と強く求めた。
最高裁の認定事実を否定した弁護側証人の法医学者に対しては、「信ぴょう性はない」と言い切った。「事件時に司法解剖した方の見識が正しいと思っている。被告も今まで認めてきた。ここに来て(事実が)ひっくり返ることはあり得ない」と話した。
「自分なりの真実を見つけたい」「(被告が)反省している姿を見たい」。その一心で、本村さんと弥生さんの母の2人は、9月以降の公判で意見陳述するつもりという。
最終更新:7月26日21時34分
新潟県中越沖地震で大きな被害を受けた柏崎市を中心とする地域では、現在も約2万世帯で断水が続く。産経新聞が被災地で行った聞き取り調査では、不足しているものに「ガス・水道」「入浴・トイレ」を挙げた人たちが約7割に上った。23日で地震発生から1週間が経過、援助で飲料水は比較的入手しやすい状況にあるが、皮肉にも「水道水がほしい」。梅雨の蒸し暑さのなか入浴、洗濯などの「生活用水」不足に苦しむ被災地の現状が浮かび上がった。
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【ローマ海保真人】ローマのカジリノ総合病院にできた「赤ちゃんポスト」で先月24日に初めて保護された男児が、養子縁組を望む新しい両親に引き取られた。14日付のイタリア紙レプブリカが報じた。
病院に「ステファノ」と名付けられた生後3〜4カ月の男児は、ローマ市の社会福祉施設に預けられ、ローマの少年裁判所が新たな両親を選別していた。同裁判所には親のいない子供の養子縁組を、4000組以上のカップルが申請している。ステファノ君はイタリア国内で大きく報道されたため、病院に直接、養子縁組を求めるカップルも22組いたという。
新たな両親は1年間、無事に養育した後、正式に養子縁組できる。男児の体調は「極めて良好」(病院側)で、名前は新たに命名される予定だ。
同病院のパオリッロ医師は同紙に「赤ちゃんに親を与えるのであって、親に赤ちゃんを与えるのではない」と言いつつ、「赤ちゃんボックス(『赤ちゃんポスト』のこと)は妊娠が困難な母親たちの大きな助けになり得る」と話している。
北九州市で昨年3月、市立青葉小学校5年永井匠君=当時(11)=が首をつって自殺した問題で、原因は担任教諭の体罰だとして、父親の昭浩さん(46)と母親の和子さん(45)が15日、市に総額約8100万円の損害賠償を求める訴えを福岡地裁小倉支部に起こした。
訴状によると、昨年3月16日、匠君の同級生の女児が、新聞紙を丸めたもので匠君にたたかれたと50代の女性教諭に報告。教諭は匠君を問いただし、胸をつかんで床に押し倒すなどの体罰を加えた。
帰ると告げた匠君が教室に戻って来ると、教諭は「何で戻って来たんね」と叫び、匠君はランドセルを持って学校を後にした。帰宅後、匠君は自宅で首つり自殺した。
この問題で5年生の児童が記入した学校側のアンケートには、当日の目撃情報が含まれていたとされ、両親は真相解明のため開示を求めた。しかし、市教委の指示を受けた学校が廃棄したと、両親側は指摘している。
最終更新:3月15日20時30分